
銅版画
銅版画には銅版にニードル(針)などで直接、傷をつけ版をつくる方法(ドライポイント、メゾチントなど)と、
腐食液などを用いて銅版に溝をつくり、版を作る方法(エッチング、アクアチントなど)があります。
・エッチング
エッチングとは腐食液を使って銅版を腐食させる技法です。
1. 銅版にグランド(防腐剤)を塗る
2. ニードル(針)などでグランドを削り、銅を露出させる
3. 腐食液に版を浸し腐食させる(描画した線が窪みとなります)
4. グランドを洗い落とし、インクを詰めてプレス機で紙に刷る
エッチングにはその他にアクアチント、シュガーアクアチント、ソフトグランドエッチングなどの技法があり、
これらの技法を併用することができます。
多色刷りの場合はこの行程をくりかえし、一枚の紙に刷ります。
・アクアチント
アクアチントとは腐食液を使って面の表現ができる技法です。
1. 銅版の上に耐腐食性の粉を定着させる
2. 版を腐食液につけると粉の乗っていない部分が腐食されて細かい凹ができる
3. インクを詰めて拭き取ると調子のついた平面の表現ができます
アクアチントはスピットバイトやリフトグランド、ディープエッチングなどに応用されます。
・ドライポイント
ドライポイントとはニードル、サンドペーパーなどを用いて銅版に直接傷をつけて版をつくる技法です。
1. 銅版にニードルやサンドペーパーなどで引っ掻き、まくれ(バリ)や溝をつくる
2. 版にインクを詰めて拭き取ると線のまくれの周りや溝にインクが溜まる
3. プレス機で紙に刷りとると線の周りにもインクが残り、滲んだような線の表現になる
・メゾチント
メゾチントは目立てをした銅版をスクレーパーやバニッシャーという道具を用いて、
削りや磨きをして版をつくる技法です。


